マーケットトレンド の ベトナムの果物と野菜 産業
青果物の地域別輸出の高さが市場を牽引
税関総署の統計によると、2021年のベトナムの青果物輸出は2020年に比べ8.6%増加した。ベトナムから韓国や日本などの国への果物や野菜を含む農産物の需要は高く、ベトナムが農産物、特に果物や野菜の輸出を増加させる機会を生み出している。果物の輸出全体は減少したものの、2020年までの過去4年間で特定の地域への輸出は増加した。2021年には、韓国への果物・野菜の輸出が10.1%、日本への輸出が20.1%増加する。韓国への主な輸出品目は、ココナッツ、バナナ、マンゴー、ドラゴンフルーツなどである
農業農村開発省(MARD)が日本や韓国と結んだ自由貿易協定は、国内企業にとって輸出を拡大するための利点となった。現在、ベトナムはEU諸国、米国、中国、その他のアジア諸国を含む60カ国に輸出している。貿易相手国との自由貿易協定の増加に伴い、予測期間中、地域の果物・野菜の輸出は増加すると予想される