マーケットトレンド の インドの損害保険市場 産業
パンデミックにもかかわらず目覚ましい成長を見せた火災保険
損害保険部門の中で最も高い成長率を示したのは火災保険部門である。この分野は長年にわたり一貫した成長率を示している。火災保険の総収入保険料は2013-14年度に7362.63クローであったが、2020-21年度には20,112.89クローに達する。年度には27%以上の伸びを示した。海上保険など他の保険分野の総収入保険料は 1.25%減少したが、自動車保険分野はインド の損害保険で最大のシェアを占めており、2020-21 年度の自動車保険の総収入保険料は 1.68%減少し、67,792.19 クロー ルとなった
2021年度の主要損保の保険金支払率は海上保険を除き低下
インカードクレームレシオとは、保険会社が支払った保険金総額の、1会計年度に収受した保険料総額に対する比率をいう。この比率は、保険会社が保険金を支払う財政能力を示す。保険金支払率が100を超えると、保険会社が受け取った保険料よりも多くの保険金を支払っていることを示す。自動車保険、火災保険の保険金支払率は大幅に低下しており、これらの分野の保険会社の収益性が高いことを示している