マーケットトレンド の ブラジルの住宅不動産市場 産業
国内で成長するハイエンド・セグメント
ブラジルの不動産は2021年、国内の主要市場すべてで旺盛な需要があり、好調な1年となった。しかし、ある業界は2021年に予測をはるかに超えて特別に好調だった。サンパウロとリオデジャネイロの両市場で、高級不動産の販売と発売が2桁増となったのだ
ブラジルの高級不動産が2021年にこれほど力強い成長を遂げた理由の一つは、需要が大幅に増加したことだ。ブラジルの裕福な家庭は、より広くて質の高い快適な住まいを求めており、その結果、高級分野への関心が大幅に高まった
ブラジルの2大高級市場であるサンパウロとリオデジャネイロでは、200万BRL(392,102.66米ドル)以上の物件に対する需要が大幅に増加した。ブラジルの両大都市では、富裕層の間で高級アパートメントが選好されている。サンパウロでは、200万BRL(39万2,102.66米ドル)以上のアパートの販売件数が2021年6月までの1年間で3.2%増加した。リオデジャネイロではさらに増加し、取引件数は10%増加した
低価格帯(150万BRL(291,828.75米ドル)以上)では、さらに素晴らしい数字となった。ブラジル・デベロッパー協会(ABRAINC)の報告によると、サンパウロでは2021年1月から9月までの間に、この種の物件の売上が43%増加した。2021年1月から9月までのサンパウロの高級・超高級物件は4,217戸で、129%増加した。堅調な売れ行きと同時に、ブラジルにおける高級物件の発売数が大きく伸びた。サンパウロだけで、2021年の最初の9ヶ月で232%増加した。リオデジャネイロでは35%増だった