マーケットトレンド の 日本のオフィス家具 産業
日本におけるオフィス家具販売の増加
オフィスビルの建設ラッシュ、ベンチャー企業の台頭、人手不足の解消などにより、日本におけるオフィス家具の需要は大幅に増加している。企業は新しいオフィスビルに投資するという考えも相まって、オフィススペースの変更を選択しており、シェアオフィスが増加していることもオフィス家具の需要を促進している
オフィス家具市場で最も広く販売されている製品カテゴリーは、オフィスデスクとキャビネットである。日本の多くの企業は、定期的にレイアウトや家具を変更することで、効率的な運用や改善投資を行っている。そのため、更新需要が拡大しており、国内のオフィス家具製品の売上をさらに押し上げている
首都圏における新規オフィスの増加
東京のような都市では、大規模オフィスビルの数が着実に増加しており、オフィス家具市場の需要を後押ししている。東京23区には、延床面積1万平方メートル以上の大型オフィスビルがいくつも新設されている。これらのオフィスビルの年間平均面積は、2016年から2022年には109万平方メートルに増加すると予想される。オフィスビルの建設は今後も続くと予想され、オフィス家具市場の成長をさらに後押しするだろう
コクヨをはじめとする家具メーカー各社は、大規模オフィスを中心に、オフィス空間の要件調査からレイアウト提案、オフィス家具の選定・輸入、アフターサービスまでをトータルに提案するソリューションの導入を始めている。こうしたソリューション提案が、新築ビルにおけるオフィス家具の成長を後押しすると期待されている