マーケットトレンド の ブラジルの商業用不動産市場 産業
産業部門の旺盛な需要
世界におけるブラジルの地位 今年度最終四半期(2022年第4四半期)の物流市場は、62万2,501平方メートルの新規在庫の増加により良好な結果となった。引き渡しは、南東部エリアのミナス・ジェライス州とサンパウロ州(346,284㎡)を中心に行われた。総引渡面積は前四半期を3.36%上回った
ミナス・ジェライス州は全体の58.33%を占め、エクストレマとベティムの市場にはそれぞれ105,790平方メートルと100,368平方メートルが集中した
2022年第4四半期の空室率は10.85%となり、前四半期から1.08ポイント上昇した。南東部の閉鎖率が最も高く(12.01%)、南部(10.01%)がこれに続いた。過去のシリーズで最高値となった23.15平方メートル/月(BRL)は平均希望価格を表している。提示価格は全地域で上昇したが、南東部地域が最も振れ幅が大きく、23.43平方メートル/月で終了した
ブラジルのオフィス市場に復活の兆し
ブラジル経済の回復は予想以上に力強いことが判明し、その兆候は2022年第1四半期を上回った。取引件数の減少や一部スペースの空室が続いているものの、当市場のAクラスオフィス市場は第1四半期を通じて好調を維持している。2022年第1四半期の35.45%と比較すると、空室率は35.37%と依然高いが安定している。たとえ小幅であったとしても、この重要な大都市のほとんどの地域では、新規職種の活動が失業率を上回った
大半の生産部門は好調で、2022年5月の活動レベルは工業部門で1.2%、商業部門で0.6%、サービス部門で0.3%上昇した。年初の落ち込みとは対照的に、家計消費を目的とした新たな優遇措置や農業・鉱業部門の改善が、2022年第2四半期のGDP成長期待を下支えした。その結果、2022年第2四半期の取引件数は減少し、総吸収額および純吸収額も減少した
一部の空室が埋まったとはいえ、入居面積は16,000 m2増加した。46,000m2減少した昨年と比較すると、純吸収量は増加している。サービス業、特に金融・保険、テクノロジー、健康といったサブセクターが、前四半期の新規リースで輝いた。稼働率は23.84%から23.77%に低下し、ほぼ横ばいとなった