マーケットトレンド の アルゼンチンの石油とガスの下流 産業
石油精製能力は緩やかな成長を遂げる
- アルゼンチンでは、製油所の能力は2015年の日量657千バレル(kb/d)から2018年には580kb/dに減少した。製油所の処理能力は2017年の500kb/dから2018年には470kb/dへと5.9%減少した。
- パン・アメリカン・エナジーが運営するカンパナ製油所は2019年、拡張中である。年間450万立方メートルの石油製品生産能力を持つ。燃料の生産能力を60%向上させ、硫黄分を減らすことで品質をさらに向上させる見込みである。
- 2019年、Yacimientos Petrolíferos Fiscales SAはラプラタの製油所の精製能力増強案を検討していた。ラ・プラタは同国最大の製油所で、日量18万9,000バレルの能力を持つ。
- 石油消費量は2017年の3,200万トン(Mtoe)から2018年には3,010万トン(Mtoe)へと6%減少した。使用量の減少は、同国の景気減速に起因すると考えられる。
- アルゼンチンの石油・ガス下流産業は、国内の石油生産量の増加により、予測期間中に若干の成長が見込まれる。