マーケットトレンド の トルコのセラミックタイル 産業
トルコにおける建設活動の増加が市場を牽引
セラミックタイル産業はトルコの建設部門が牽引している。建設部門はトルコ経済において重要な役割を果たしている。メガプロジェクトの増加とその周辺への投資により、政治力学も国全体の経済バランスに大きな役割を果たしている
さらに、全国的な交通やエネルギーなどのインフラへの投資の拡大や、新しい居住地の開発により、住宅プロジェクトの数が効果的に増加している。トルコ経済における建設部門の直接的なシェアは8%、間接的なシェアは30%である
トルコ製セラミックタイルの輸出増加
トルコのセラミック産業にとって輸出は欠かせない。2015年から2018年にかけて、トルコのセラミックタイル輸出は順調に伸び、国内生産量の30%を占める1億平方メートルに達した。トルコは世界第7位のセラミックタイル輸出国である
同国のタイル輸出は過去4年間、着実に成長している(2015年7700万㎡、2016年8100万㎡、2017年9300㎡、2018年100㎡)。トルコの生産量の30%を占め(2018年には3億3,500万平方メートルを占めた)、平均販売価格は約5ユーロ/平方メートルである。2018年の同国のタイル輸出総量のほぼ半分が欧州連合(EU)諸国で販売され、4分の1がアジア、17%が北米で販売された。トルコからのセラミックタイル輸出の増加は、その市場成長を促進すると予想される